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2019.04.24
プレスリリース
Gunosy Tech Lab、明治大学堀田研究室への研究協力を開始
株式会社Gunosy(本社:東京都港区、代表取締役CEO:竹谷祐哉、以下、Gunosy)は、先日Gunosy内に設立した、「Gunosy Tech Lab(読み:グノシー テック ラボ、以下、同ラボ)」が明治大学の法学部で法言語学を研究する堀田秀吾専任教授と、科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)に基づいた「商標の枯渇問題をめぐる適正な調査・分析方法を法言語学の立場から開発・提言」の研究を推進していくにあたり、研究協力を開始したことをお知らせします。
Gunosyでは「情報を世界中の⼈に最適に届ける」というビジョンのもと、機械学習・⾃然⾔語処理の技術を用いたアルゴリズムにより、各ニュースコンテンツパートナー様からお預かりした記事の評価を行い、当社が提供する各サービスを通じてユーザーの皆様に最適な記事の配信を行っています。近年、推薦システムが「エコーチェンバー」(※1)や「フィルターバブル」(※2)と呼ばれる現象に陥ることが問題となっています。システムの多様性を向上させるために、Gunosyでも研究を続けており、推薦システムの実証実験に取り組んだ成果について、言語処理学会2017年度論文賞を受賞しました。
商標に関わる知的財産研究の中で新たに浮上した、言語分析が大きく関わる問題に関して、言語学の新たな法言語学への応用研究の形態を開発することを目指し、このたび明治大学法学部堀田研究室からの依頼のもと、自然言語処理の観点から、Gunosyとしても研究に参画することとなりました。
(※1)SNSが浸透し、影響力を増す中で、気の合う仲間同士での閉じたコミュニティでの意見交換によって、より自分の意見が増幅・強化される現象
(※2)パーソナライズが進む世の中において、ユーザーが自分が見たいものだけにフィルタリングされた情報に囲まれること
Gunosyは今後も社会的課題に対する研究を続けるとともに、よりよいサービス提供を行っていけるよう開発を進めてまいります。