当社は「情報を世界中の人に最適に届ける」を企業理念に掲げ、情報キュレーションアプリ「グノシー」、KDDI株式会社と共同で提供する、auのポータルアプリ「auサービスToday」及びニュース配信アプリ「ニュースパス」等の開発・運営をしています。また、これらのメディアを通じたメディア事業のほか、「Gunosy Ads」のアドテク事業を展開しております。
昨今、急速な通信インフラの発達やスマートフォンの普及、また、ソーシャルネットワーキングサービス等の普及により、流通する情報量は急激に増加しております。しかしながら、ユーザーが閲覧(消費)できる情報量には限りがあり、必要とする情報が必要な人々に適切に届けられていない状況が生じております。
このような環境の中、当社グループが提供する情報キュレーションサービス「グノシー」は、「網羅性」、「速報性」、「パーソナライズ性」の3点に着目し、多くのニュースサイトやブログ等にある膨大な情報群から、アルゴリズムによる機械学習によってユーザーの興味・関心を分析・学習し、ユーザーの求める情報を配信しております。KDDI株式会社との提携に基づき開発・運営をしておりますauのポータルアプリ「auサービスToday」及びニュース配信アプリ「ニュースパス」は、「グノシー」の情報配信ロジック及びアプリ運営ノウハウを活用しております。また「auサービスToday」「ニュースパス」は、KDDI株式会社の幅広い顧客接点と連携したサービス運営を行なっております。
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当社グループは、「Gunosy(グノシー)」等のメディアサービスによる情報配信を通じてユーザー数を拡大するとともに、ユーザーの興味・関心に関するデータを蓄積しております。蓄積されたユーザーの興味・関心という質的なデータは、当社グループの顧客の商品やサービスに興味・関心を持つターゲットユーザーの特定を可能としており、当社グループは、これらの強みに着目し、当社グループの顧客に対してこれらのデータを活かした広告商品の提供を行っております。また、より費用対効果の高い広告出稿を可能とすべく、日々広告商品の改善を行っております。その他、配信する情報の領域を拡充し、更なるユーザーの獲得、広告収益の増加と新たな収益基盤の拡大に取り組む等、スマートフォンにおける情報のプラットフォームとしての地位確立を推進しております。
- 1. 広告配信
「Gunosy Ads」は、当社グループが広告主に提供する広告商品のことで、「Gunosy(グノシー)」上に広告を掲載することが可能であります。「Gunosy(グノシー)」を通じて独自に蓄積されたユーザーデータ(記事閲覧履歴、ユーザーの登録した興味・関心カテゴリ等)を活用し、広告主の商品やサービスとの親和性が高いユーザーに広告配信を行うことが可能であります。CPC課金型又はCPM課金型の課金形態にて提供しており、広告主から広告収入を得ております。また、当社グループが運営するその他のメディアにおいても、広告配信を行っており、広告収入を得ております。
- 2. アドネットワーク
当社グループの強みは、ユーザーの興味・関心を分析し、日々学習することであります。これらによって蓄積されたデータは、当社グループのサービス「Gunosy(グノシー)」上での広告配信のみならず、他のメディアの広告効果を高めるものと考えております。このような考えに基づき、当社グループはスマートフォンに特化したアドネットワーク(複数の広告配信可能なメディアを束ねて広告を一括して配信する仕組み)を構築し、広告主の広告効果を高める広告配信を行っております。 - 3. マーケティングソリューション
当社グループは、2014年12月から「Gunosy(グノシー)」上で顧客の商品やサービス等の販売を促進するソリューションサービスを「Gunosy Platform」として顧客に提供しております。
当社は創業以来、「情報を世界中の人に最適に届ける」を企業理念に掲げ、情報キュレーションサービス「Gunosy(グノシー)」の開発・運営を行って参りました。情報の収集・整理を、人の手ではなく、アルゴリズムを含む人工知能のテクノロジーで代替することで、収益性と中立性の高いメディアづくりを行っております。2012年11月の会社設立以降、広告宣伝活動を積極的に行い、ユーザー獲得を推進し、蓄積されたユーザーデータを基に、日々ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンスの改善を行っております。2013年11月からは広告配信を開始して収益化に踏み切り、継続的な広告宣伝活動への資金投下が可能な事業環境を構築して参りました。当社は現在、ニュース記事だけに限らず、配信する情報領域を拡張し、更なるユーザーの獲得、広告収益の増加と新たな収益基盤の拡大に取り組んでおります。
今後、サービスラインナップの拡充を順次行い、スマートフォンにおける情報のプラットフォームとしての地位確立に向けて、努力して参ります。また、当社がこれまで培ってきたアルゴリズム開発の技術や、収益性の高いメディア運営のノウハウを活かし、社会的な課題を解決できる独自のサービスの創出に取り組んで参ります。